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アレルギー疾患とは
アレルギー疾患とは、ほこり(塵埃)、花粉、食物、薬物などの中の物質(アレルゲン)が体内に入り、抗原抗体反応を過剰に起きることにより発症する症状のことです。
疫学調査によれば、全国民の3分の1が何らかのアレルギー症状を訴えます。アレルギー疾患は近年増え続け、国民病となりつつあります。
院長は小児のアレルギー疾患専門医療施設で25年にわたり、診療や研究に従事した経験を持ち、現在もクリニックでの診療の合間にアレルギー専門書の執筆、講演活動、学会の司会や専門委員の役割を務めています。
今までに積み重ねたこれらの経験と知識を、アレルギー疾患に悩む患者さまのために是非ともお役に立てたいとの、強い熱意を持って毎日の診療に取り組んでいます。
主なアレルギー疾患
気管支喘息
小児では、1歳を過ぎた頃から繰り返す咳、呼吸がゼイゼイしたり、息が苦しそうで眠れなくなるなどの症状で始まります。
原因を調べ、治療を行うことで、症状はとても良くなりますので、疑わしい症状がある場合は早めの受診をおすすめします。肺機能検査や必要とされる場合はアレルギー検査も行いますので、成人喘息の方もぜひご相談ください。
アトピー性皮膚炎
生まれて間もなくの頃から顔や体に湿疹が出てきます。そのままにしておくと湿疹は手足にも広がり、だんだんと悪化してきます。治療と皮膚の手入れで症状は改善します。
1歳までは乳児湿疹と区別が付かないことも多いので、症状が広がるようであれば早めの受診をおすすめします。次項の食物アレルギーと合併していることもありますので、母乳栄養の期間や離乳食の状況を細かくお聞きすることがございます。
食物アレルギー
特定の食物を飲食することで様々なアレルギー症状(皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状、アナフィラキシーショックなど)を起こします。
原因になる食物は、卵、牛乳、小麦の順で、まれに、そばやピーナッツが原因であったり、成人では魚介類や甲殻類やフルーツにより症状が出ることがあります。丁寧な診断と除去食療法が必要なので、心当たりの症状があれば受診をおすすめします。
花粉症
樹木や草花の花粉が飛散して、眼、鼻、呼吸器、皮膚などに付着することにより症状が現れます。代表的なものは「スギ花粉症」です。小児でも最近では2歳から症状を発症することもあります。
原因となる花粉を明らかにして、有効な花粉対策を行います。アレルギー症状を抑える内服薬や、点眼薬、点鼻薬の併用も症状を和らげることができます。成人で症状が重症な方は、注射による体質改善を目指す減感作療法も導入致します。
その他のアレルギー疾患
上記のアレルギー疾患以外にも、ワクチンアレルギー、金属アレルギー、ラテックスアレルギー、薬物アレルギー、蕁麻疹、アナフィラキシーショック、口腔アレルギー症候群など様々なアレルギー疾患の治療経験を有していますので、気にかかる症状があればご相談ください。